メンデルスゾーンとグーテンベルク

今日はメンデルスゾーン交響曲第2番「賛歌」を初めて演奏。とても美しい曲!!!感動しつつも、とにかく、楽器をおろすヒマがなくて、ものすごい疲労😱 終わってから、「終わったねぇ、しんどかったねぇ」と労いあう。本当今回は、筋肉がピクピクするレヴェルだった…演奏家は、アスリートと同じですねぇ。1840年にグーテンベルクの活版印刷発明400周年を祝う祝典が開催されることになり、その祝祭音楽として作曲されたこの交響曲。あまり弾かれることないけれど、それは、ハードだから、なのだろうか😧

それにしても、印刷技術の発明は人類にとって大きな遺産でしたね。今では、インターネットでこんなにも簡単につながっているけれど。ことばが、文字として紙にうつされ、運ばれるというのは、画期的。

私が住んでいたヴィースバーデンという町のすぐとなり、マインツに、グーテンベルク博物館があって見に行ったなー。懐かしい。あの頃のラテン語の聖書。すごいのですよね。重厚。。。

ヴィースバーデンは、温泉保養地でマンホールから湯気が湧いているのどかなところでした。この劇場の前を毎日自転車で通勤していました。


桜の木が、美しかった!


だだっ広いこの芝生で、よくボーッとしたり、「おひさまを充電だ!」と言って同僚とお昼寝していました。(冬が長く重いので、みんなおひさま大好きなのです)


これは歌劇場の内部。


休憩などするところ。これはプレミエを終えたときの挨拶場面。今見ると驚くほど絢爛豪華ですね😳 ヴィースバーデンは戦災も逃れたため、アールヌーヴォーの建築が町のあちこちに残っていました。

こちらはカジノのエントランス。温泉があるところには、カジノがある。日本だとカジノというと何だかよくわからないけど恐ろしい、如何わしい…という雰囲気がありますが、ヨーロッパでは、文化として根付いている感じがしました。かのドストエフスキーも、ここで一文無しになったという話。そして、それを題材に書かれたのが「賭博者」という小説。そのペンの力で、一文無しからは脱したのかな😮


カジノのある建物のとなりにこんなホールがあり、月に一度はシンフォニーコンサートがありました。歌劇場オーケストラは、毎日違うオペラもやりますが、こうして、たまに穴倉(オケピット)から出て、まぶしい光を浴びるのです😁 オペラ、バレエ、ミュージカル、その他に、シンフォニーコンサート、、と、沢山の種類のものをこなし本当に自分にとってかけがいのない宝の時間でした!感謝!みんな元気かなぁ。いつかまた第二の故郷のドイツに遊びに行きたいものです。

メンデルスゾーン、そしてグーテンベルクから、思わずドイツへの思い出に浸りました😌

さて帰ろう。。。

今日の言葉*

世界はあなた自身の延長であり、世界は複製され、増幅されたあなた自身なのです。

クリシュナムルティ


投稿日

カテゴリー:

, , ,

投稿者: