現代音楽の夕べ

藝大にて、連日リハーサル♪ 現代曲ばかりのコンサート、しかもかなりの大所帯で、ひとり一台の譜面台使いつつ、舞台上に埋め尽くされるオーケストラ奏者の数。色んな意味で貴重な機会。人数は多いものの、感染予防は、バッチリで不安は感じない。ありがたい。

現代音楽を演奏するのは昔から好き。大学時代も、作曲科からの依頼を沢山引き受けて、演奏したなー。初演というドキドキ感と、独特の自由さが、好きだった。工夫次第で、どんどんその音楽が生きてくるのが楽しく、リハーサルしながら、とても勉強になった。創意工夫。見たこともない素材を前に、調理の仕方がわからないけれど、自分の持っている技術と道具と経験で、調理していくワクワク感。でも、古典のものだってその当時は新曲だったわけで。いつだって、「1回目」であることの新鮮さを忘れてはならないのだと気付かされたり。

構内の奏楽堂は、私が入学したときにオープンした。高校も、私が入学したときに新しい校舎がオープンした。ドイツで、ギリギリ私の代まで学費がほぼタダだった!どうも、私のためにみなさんありがとう。笑。こうして振り返ってみると、わたしは運がよいんだなーと気づく。ありがとうございます!運鈍根。大切ですね。

あした、本番🌟

以下引用↓↓↓

https://www.facebook.com/1581973418762820/posts/2624229504537201/?d=n

“6/4(金)創造の杜2021「藝大現代音楽の夕べ」と題しまして、学生の中から選出された山下真実さん、波立裕矢さんによる新作管弦楽作品、小鍛冶邦隆先生による新作「ブッファ/オーケストラ Ⅱ」そして平義久氏の「クロモフォニー」(1973)を演奏致します。指揮はジョルト・ナジ氏(東京藝術大学音楽学部卓越教授)です。
18:30からは斉木由美先生、鈴木純明先生によるプレトークも行われます。

創造の杜2021 藝大現代音楽の夕べ
2021年6月4日(金)
19:00開演(18:15開場)

18:30~プレトーク:斉木由美 鈴木純明

山下 真実 Mami YAMASHITA
《ルーチェ・デラ・ヴェリタ》 [フラワーイング;ブライテッド;イモータライズ]
Luce della verità [flowering; blighted; immortalize] (2020-21 世界初演)

波立 裕矢 Yuya HARYU
《失われたイノセンスを追う。Ⅱ》
A Lost Innocence Chase II (2020-21 世界初演)

小鍛冶 邦隆 Kunitaka KOKAJI
《ブッファ/オーケストラ Ⅱ》
Buffa / Orchestra II (2021 世界初演)

平 義久 Yoshihisa TAÏRA(1937-2005)
《クロモフォニー》
Chromophonie pour orchestre (1973)

会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
入場料 3,000円(全席指定)
当日券販売なし
https://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/100293.html

今回で11回目となる「藝大現代音楽の夕べ」は、大学院音楽研究科修士課程作曲専攻から生み出された学生作品、山下真実と波立裕矢の二作と、教員作品として私自身の作品、計3曲のオーケストラ作品が初演されます。また、藝大作曲科卒業後、パリ国立高等音楽院で学び、フランスを中心に創作活動を続け2005年にパリで客死した、平義久氏の 《クロモフォニー》(1973)を演奏します。昨今、モーニングコンサート、新卒定期、 そして「創造の杜」で演奏された、藝大作曲科学生や作品が注目され、芥川也寸志サントリー作曲賞や日本音楽コンクールで高く評価されています。これらは、音楽学部、演奏藝術センター、藝大フィルハーモニア管弦楽団のご尽力によるものと、深く感謝する次第ですが、藝大から発信される新しいオーケストラ音楽が、今後も日本の現代音楽創造を担っていくことを期待してやみません。また平義久氏は、メシアンやデュティユーらの世代と、スペクトル楽派やIRCAM世代の中間に位置付けられますが、代表作《クロモフォニー》が日本初演(1974)された際の(私をはじめとする現在の作曲科教員達の学生時代でしたが)、その強い印象を克明に記憶しています。伝統的であれ今日的であれ、それらの作品を生み出すのは、「創作術(ポイエシス)」としてのヨーロッパ伝来の技法であり、それらの技術の「伝習所」として、明治初期の「音楽取調掛」から「東京音楽学校」に至る歴史性 を、今後も藝大作曲科は負っていかざるを得ません。「藝大現代音楽の夕べ」は、現代日本の音楽創造の多様性と可能性を、大学という教育現場から、広く社会・世界に問うものです。

小鍛冶 邦隆(東京藝術大学音楽学部作曲科 主任教授)”

今日の音楽*

今日の言葉*

私にとって世界は音であり、音は私をつらぬいて世界に環のようにつづいている。私は音にたいして積極的な意味づけをする。そうすることで音のなかにある自分を確かめてみる。これは私にとって、もっとも現実的なおこないなのだ。形づくるというのではなく、私は世界へつらなりたいと思う。(武満徹


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