音語りおわりました☺️


音語り
〜リュート奏者 坂本龍右さんをお迎えして〜
市田邸のやわらかな空間のなか、坂本さんの楽しいお話と素晴らしい演奏のお力で、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。昼の部は、赤ちゃんや小さなお子様連れの方もあり和やかに、夜の部は、雰囲気もぐっと大人の会に(しかし、終始笑いは絶えず)。

沢山のご来場心より感謝申し上げます!
音語りの企画にピッタリな坂本さんシリーズはこれからも続きます!


乞うご期待⭐️

あるお客様のご感想を読むのが毎回楽しみになっています。公開してもよいとのことでしたので、こちらに💁 このようにこの会を楽しみにしてくださる方が少しずつ増えてきて、続けてきてよかったなぁと感じます😌

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きのうの音語り、楽しかったです!
行ってよかったです。
二つの曲が、どんなふうに違って聞こえるのか。そう問いかけられると、脳は「違いを探し出そう」というモードで発動するんですね!わたしには、グリーンスリーブスは木の葉が何枚か、風でさわさわと触れ合って音を立てている感じで、一方のポリフォニーは、炭酸水(!)みたいな感じでした。しゅわしゅわとした小さいアワが、プチプチと音を立ててはじけていく感じ。家庭音楽、というのがとても気に入りました。
基本形の繰り返しに、さまざまなバリエーションが重ねられて、それがつながって曲ができていく。「何だか家系図みたいだ!」と思いました。血が繋がっているので、土台となる基本形はいっしょ。でも、その人が生きた時代とか、個性は違うので、色々なバリエーションがあって、それを十人分、二十人分つなげていくことで、「〇〇家の家系図」を古い方から順にたどっていくことになる。ひいおじいさんはこんな人だった、ひいひいおじいさんはこんな人生を歩んだ...。最後の曲(ドイツの作曲家でしたか?)は、ヴァイオリンを主役にたとえるとすると、テオルボは、その人にいつもついてまわる影(月に照らされた影にも、太陽の下の濃い影にもなる)、あるいは主人公の足音(足音だけが地面にしばらく残って鳴っている感じ)、あるいは主人公がさっと通りすぎていった後の残り香(その人がいなくなってもしばらくその場にただよっている)、あるいは主人公の全体を覆うオーラ(何重にもかさなったり、時に薄くなったり、色が変化したりするオーラ)。そんなふうなイメージが、音楽を聞いていて次々に浮かびました。
テオルボは(主人公ではないんだけれども)主人公の呼吸を表すようなもので、また主人公のまとうオーラのようなものでもあるので、そのオーラが消えてしまったら、主人公はもう生きていられない。
言い換えれば、その主人公をとてもとても深いところで生かしているところの何者か。それがテオルボの音であるように聞こえました。

とても楽しかったです!ありがとうございます。気温が急に下がってきたので、くれぐれもご自愛ください。


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