ずっと気になっていた向井山朋子さんの
インスタレーションとパフォーマンス。
期間中、毎日1時間ずつスタート時間が
ちがう面白い企画。
はじめは鋭い音で心臓に迫ってくるようで
怖ささえ感じたが、そのうち鼓動と
ピアノの音が連動し、生き物のようになった。
それから徐々に形と色を変え、
突然信じられないほどの深くあたたかい
慈愛に満ちたやわらかい音の波に包まれた。
訳も分からない涙がとまらなかった。
あれほど表現のレンジの広さのある
ピアノを聞いたことがない。
鬼気迫るものと慈愛に満ちたもの、
阿修羅と菩薩、天国と地獄、
美しいものとそうでないものが、
そこには存在しているようだった。
サンダルを脱いで裸足で弾くピアニストは
聴いている私たちの心も丸裸にさせる。
裏表がなく心底かっこよかった。
また行きたいと思わせるなにかがある。
しかもなんと無料!オススメのイベント。
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/842721/
毎日ちがう曲、ちがうパフォーマンスなのだとおもう本当は、真夜中とか明け方に行きたいなー。
無理だけど😹
今日の音楽*
今日の言葉*
「すべての見えるものは
見えないものにさわっている
聞こえるものは
聞こえないものにさわっている
感じられるものは
感じられないものにさわっている
おそらく考えられるものは
考えられないものにさわっているだろう」
(ノヴァーリス)