延期とさせていただきます。ご予定を考えてくださっていた方がいらしたら、大変申し訳ありません。またの機会に…。今後ともよろしくお願い致します。
主宰:本郷幸子
◆日時:2023.6.10(土)16:30-18:00
◆ゲスト:吉田祥子(華道家、話し手)
本郷幸子(ヴァイオリン演奏、聞き手)、森永かんな(ヴァイオリン)
テーマ:たての時間、よこの時間。
◆参加費:お賽銭制
新シリーズ「寺子屋ほっと茶話会」
毎回色々なテーマで、ゲストスピーカーと参加者のみなさまで、お茶をのみながら、勉強したり、掘り下げていく会です。ひとりで考えたりモヤモヤしていることが、他者と分かち合うことで風通しがよくなったり、日々の暮らしの中に、新しい扉が開かれたり、ささやかな幸せをもたらすことができたらよいなと思っています。発言してもしなくても構いません。その場を共有すること、ただそこにいることの尊さを感じられますように。ホットで、ほっとできる茶話会です。お賽銭制ですので、お気軽にご参加ください♪
◆会場:
市田邸(国登録有形文化財)
東京都台東区上野桜木1-6-2
千代田線「根津駅」から徒歩12分(上り坂です…)
JR「日暮里駅」から徒歩12分
JR「上野駅」から徒歩15分
東西めぐりんバス「⑦上野桜木会館」すぐ
◆曲目:
・J.S.バッハ / 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番より第1楽章「Adagio」
・ルクレール / 2つのヴァイオリンのためのソナタより第1番
他
第一回は、皆さんと謡も一緒に声を出してみたり、華道や芸術、生き方そのものにわたる話を交換でき、豊かな時間となりました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました♪
第二回となる今回は、ヴァイオリン二重奏のあと、J.S.バッハの遺した無伴奏ヴァイオリン組曲を取り上げます。ヴァイオリンという楽器の可能性を存分に活かし切った、6曲の組曲は、ヴァイオリン奏者にとって、一生をかけて何度も対峙し、何度も読み重ねてゆく聖書のような存在です。
今回は、その組曲より、ソナタ第1番の第1楽章「Adagio」を取り上げます。和声とメロディがどのように構築されているのか、縦と横の音空間、モノフォニーとポリフォニー…そんなことを楽譜を読みながら、音を出しながら、みなさんと深めていきたいと思います。もちろん予備知識は必要なし、楽譜を読めなくても大丈夫です!
今回のゲストも、華道家の吉田祥子さん。お母様の家元である流派で学び、一流ホテルなどの花飾りを手がける一方、システムエンジニア、フリープランナー、マーケター、大学講師などを経て、現在は、京都の里山で、循環型農業に携わる吉田さん。持って生まれた抜群のセンスの良さに加え、多様な世界を通り抜けたからこそ、その視点は鋭く、視野は広く、遠く未来への眼差しをお持ちです。
特にコロナ禍を経て、文化の有り様が、よくも悪くも露呈してきたと感じられる昨今ですが、日本の歴史をざっくりと紐解きながら、真の意味で、個人を豊かにする文化とはなにか、広い意味で「あそび」とは何か、その入り口はどこにあるのかを、皆で一緒に考えていきたいと思います。……と書きますと、小難しそうですが笑、吉田さんのお話はわかりやすく、面白いので、ご心配なく。ちょっとお茶でも~のつもりで、お出かけください。
●吉田祥子(華道家/付加価値デザインコンサルタント)
慶応義塾大学 総合政策学部を卒業後、日本電気株式会社で新聞社総デジタルシステム化の基礎設計を担当。博報堂生活総合研究所にてフリープランナーとして勤務。ほかLVMHグループでハイエンド・マーケティングを担当したのち、日本農業経営大学校非常勤講師を務める。母が家元を務める流派で学び、ホテルや飲食店の花飾りを手がけるほか、京都の里山で循環型農業に携わる。華道は戦国武将がマネジメント能力を向上させるツールの役割も担っていたことに注目し、企業研修や講演を行う。草花をインターフェイスとして自分を覗いて放すワークショップを東京・京都・岩手などで開催。
●本郷幸子(ヴァイオリン、聞き手)
都立小石川高校、東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラ、上野学園大学にて勤務。ドイツに8年在住。現在は、横浜シンフォニエッタシーズンメンバー、千葉交響楽団首席客演など、幅広く活動。ライフワークの一つとしてお話コンサート「音語り」を主宰。赤ちゃんコンサート、若い演奏家を育てるプロジェクト、物理、医学、美術など異分野とのコラボーレーションも、好評を博している。