2023年、年末に開催しました
音語り 〜NHK交響楽団首席ヴィオラ奏者 村上淳一郎さんをお迎えして〜vol.7
音語り初めてのオーケストラ
アンサンブル・オトガタリ
たくさんのご来場ありがとうございました😊おかげさまで音語り10周年記念にふさわしいあたたかい雰囲気の素晴らしいコンサートになりました✨心よりの感謝🥲
photos by Misaki
三日間の、朝から晩までの公開リハーサルにもたくさんの方が詰めかけてくださいました。近くのホテルをとって、通いました!という方もいらしたりして😳
村上さんの音と言葉に導かれて、丁寧に丁寧に音を重ね、練っていくプロセスは、「生きている」ということを皆で感じられるような、素晴らしい時間でした。
本番は、本番ならではの緊張感と集中力。
忘れられない特別な時間になりました。
ヴァイオリンのソリストは、加藤えりなさんをお迎えしました。えりなさんの音は、ふだんのほんわかしている彼女からは想像できないようなパッションを感じられて。その音を聞いていると、ワー!!と叫びたくなったり、胸の奥がキューとして、懐かしくなったり切なくなったりして、泣きそうになることがあります。それは、彼女の音が、命の大元、愛の根源のようなものに、ふれているからだと今回も改めて感じました。大好きなヴァイオリンと共に、すぐ近くで演奏できて幸せでした。ありがとうございました😊
ジュンジュンこと、村上淳一郎さんの音色の素晴らしさは、いつもながら、筆舌に尽くしがたい。。。一個も一瞬もプレスした音がなく、たおやかな豊かな響きそのもの、微に入り細に入り、魂と神様が宿っているような音色。フレージングについても、リハーサルで何度も何度も話していたけれど、音が物語るとはこのことかと。大切なところはどこなのか、伝えたいところはどこなのか。研究し尽くして、体現しているからこその、説得力。作り込むというよりは、小さい己を忘れ、宇宙の摂理、大自然の美しさ、そういうものに手をふれて、ゆだねているからこそ、あれほど自然体なのだろうと感じました。
そして、本番で、本番だからこそ、1ミリも守りに入らず、全身全霊で、「今ここ」にすべてを投げ打って音楽に捧げる姿に、痺れました。
オーケストラのメンバーは、様々な境遇、年齢層がありましたが、みなに共通していた のは、ただひたすら、音楽を深めたい、学びたい、楽しみたいという気持ち。村上さんに導かれて、心を一つにして演奏しました。参加してくださったみなさんには感謝しかありません。
10年勤めた上野学園の卒業生が、10人も参加してくれたことも、とても嬉しかったです。大学は残念ながらなくなるけれど、こうして同じ舞台に立てたことが何よりも力になる。音楽でこれからもつながっていきましょう。
ドヴォルザークの弦楽セレナーデは大好きな曲で、いつか自分たちのアンサンブルでやってみたいという夢が、叶い、とても嬉しかったです。
はじめてクラシックコンサートにいらっしゃる方もいらしたので、ドヴォルザークでは、譜例を配り、通して演奏する前に、各楽章のテーマを少しずつ弾いて、耳に馴染ませていただきました。本番は当たり前ですが、一度きりで……何度も重ねるリハーサルをふくめ、すべて公開にしたりシェアしているのは、曲をもっともっと味わってほしいという考えからでした。玄人の方々にはどうだったか分からないですが、普段コンサートにいらっしゃらない方々には好評でした。
小さなスタジオで実験的に始めたことが、少しずつ少しずつ大きくなり、ついにオーケストラになり、奏楽堂を借りるまでに…。感無量。
チケット、チラシ作り、会場探し、会場おさえ、会場打ち合わせ、ホームページ作成、web告知、メール対応、チラシ配布、広報、、、全てのことを、一人でやっているので、やはりなかなか大変でした。。特に、子供が産まれてからは、大変さが極み(子どもが病気になると自分の時間がゼロ!) 自分も演奏するので、練習時間の確保と体制作りが課題です。続けていけるかな😅
(今回、公開リハは、スタンプカードを作りました↓)
何の後ろ盾もなく、いろいろなプレッシャーのなかでの開催で、
何とか終えたというのが正直なところ。
大規模な音語り続けていくのは
家族の負担も大きい。
だからと言って、
やらなければよかったとは思えない。
それくらい特別なたからのような時間だったし、
たくさんの方の笑顔と涙があったから。
何よりわたし自身が一番勉強させていただいてるから。
今後も
このプロジェクトを続けていくならば、
何かやり方を変えるか、解決策を考える
必要がありそう🧐相談できる人、協力して
もらえる人を増やすこと。
あとは、単に、わたしは、やりたいと思ったことは
後先考えずに、猛烈なエネルギーで、やりきって
しまうところがあるので、近くにいる人は、
振り回されて大変ですね😅
(でもそれくらいのエネルギーでやらなければ実現できない企画という…)
まずは、そういう己の性質を知り、
家族と周りに感謝して、協力を仰ぎ、
解決策を練っていこう。
ご来場くださったみなさま、
関わってくださった全ての方に
心よりの御礼を申し上げます。
ありがとうございました😌