菅野健一 退任記念展

菅野健一 退任記念展

芸大美術館の三階・入場無料
11/12まで!!! 9:30-17:00
(金・土は20:00まで開館)

チラシに惹かれてフラリと入ったら、飛び込んできた世界の素晴らしさよ😳 なんて自由で楽しいのでしょう!ダイナミックで、生き生きしていて、その空間にいるだけで心が躍る。観ている人たちもなんだかみんな笑顔😀 大好きな世界観でした。
上野公園の紅葉もよい感じなので、
お散歩がてら、ぜひ!

今日の言葉*

“本展覧会は2006年より東京藝術大学工芸科 染織に在籍しました、菅野健一の退任記念展です。
紆余曲折と日々の思索を通して、自身の内側から湧き出るエネルギーを形にしてきました。初期は「無常」や「虚空」というものい興味があり、事象は常に変貌するが、宇宙は全てを包み込んでいるという想いが占めていました。自身の生きる空間もそれの延長上あると認識し、夢窓疎石による作庭空間などにあこがれた時期でもありました。画面に形態を配列することで、形態同士が相互に共鳴して発生するエネルギーに充ちた場の創出を試みた時期でした。
その後、思考の原点の転換がおこりましたが、宇宙に対する想いに変化はありません。虚空の空間から〈いのち〉が飛び出してきたのです。束縛から解かれたように奇妙な生命体がつぎつぎと生まれでてきました。偏在するエネルギーが凝縮して生命体の形をとって現れてきたかのようでした。いきものの様相はなぜか滑稽です。
なんだか虚飾や虚勢の鎧を脱ぎ捨てたかのようでもあります。人は永遠に解放されたいと望んでいるのかもしれません。
「Conditor alme siderum・・・」

菅野健一”


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