音語り
〜リュート奏者 坂本龍右さんをお迎えして〜
市田邸のやわらかな空間のなか、坂本さんの楽しいお話と素晴らしい演奏のお力で、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。昼の部は、赤ちゃんや小さなお子様連れの方もあり和やかに、夜の部は、雰囲気もぐっと大人の会に(しかし、終始笑いは絶えず)。
沢山のご来場心より感謝申し上げます!
音語りの企画にピッタリな坂本さんシリーズはこれからも続きます!
明日は市田邸にて「音語り」に出演します。築100年の古民家を舞台に、古楽器の調べをお楽しみ下さい。リュートとテオルボを、楽器の誕生の背景とともに分かりやすくご紹介します。参加者の方々には、楽器に直接触れていただけるコーナーも設ける予定です。ご来場お待ちしています!#音語り pic.twitter.com/4gtAtkpzqd
— 坂本龍右 Ryosuke Sakamoto (@contra2nd) October 4, 2017
リュートとテオルボのソロ曲だけでなく、ヴァイオリンの本郷幸子さんとは、チーマとべデッカーのそれぞれ意欲的なソナタ、またそれらとは対照的な、17世紀の音楽とは到底思えないポップス調の曲(会場にてのお楽しみ!)などをセッションする予定。いずれにせよ、かなりぶっ飛んでます。
— 坂本龍右 Ryosuke Sakamoto (@contra2nd) October 4, 2017
横を通るたびに、気になっていた市田邸の建物の中で演奏できる日が来るとは!この空間はまさに奈良の実家のよう。おかげさまでリラックスして弾けました。皆さんとの距離が近かったのも良かったです。#音語り pic.twitter.com/ltniSulgS5
— 坂本龍右 Ryosuke Sakamoto (@contra2nd) October 5, 2017
ディヴィジョンヴァイオリンは、17世紀後半に大流行し増刷された人気の曲集。単純なバスのパターンに合わせて、ヴァイオリンが様々な変奏で演奏されます。これが…まるでどこかで聞いたことのあるような…… まるでポップスの世界?!
乞うご期待https://t.co/jv0kRoul90 pic.twitter.com/eBrTSbSI8t— 本郷 幸子 (@sachikohongo) October 4, 2017
今日のリュート奏者坂本龍右さん【音語り】もとっても楽しかった! 特にリュートの調弦が3度をはさんで両側に4度二つずつとシンメトリーなのが、ルネサンスの理念“調和のとれた”にかなっているという説明に、おおっとなる。音楽にその時代の人の物の考え方が現れているとの指摘。演奏された曲も pic.twitter.com/JEkW5nD6Lv
— なかた ゆかり (@eucali_N) October 5, 2017
リュートで、シェイクスピアの時代のイギリス流行歌から、同時代で別格の力量作者のポリフォニーの曲、凄腕リュート奏者だった、あのガリレオの父の曲。テオルボ(長く大きくなったリュート?)でシャープでダイナミックな演奏が好まれるようになったバロックの時代の曲、と流れがわかるように。
— なかた ゆかり (@eucali_N) October 5, 2017
17世紀イギリスの家庭で演奏を楽しんだという「ディヴィジョン・ヴァイオリン」のポップな感じは、後の時代への繋がりも感じさせ、びっくり。
素晴らしい演奏と楽しいお話で、すっかりリュートとテオルボが好きになってしまった♪— なかた ゆかり (@eucali_N) October 5, 2017
「音語り 坂本龍右さんをお迎えして」
濃い時間でした
リュートの生演奏は初めてというお客さんが多かったのですが、坂本さんの話術と演奏に皆さん興味津々。 pic.twitter.com/qQPsYIYX4x— いのうえ せいいちろう (@seicha_ino) October 5, 2017
「音語り 〜リュート奏者 坂本龍右さんをお迎えして〜」
に行って参りました。
私はすっかり坂本さんファンになってしまいました☆リュート、テオルボ初めて聴きました。
優しい音色。仕事で前半のリュートがあまり聴けなかったのがほんとに残念(T_T)。
バイオリンとの演奏も素敵でした☆ pic.twitter.com/ziK1s8UXDR— noriko (@kokonori) October 5, 2017
あるお客様のご感想を読むのが毎回楽しみになっています。公開してもよいとのことでしたので、こちらに💁 このようにこの会を楽しみにしてくださる方が少しずつ増えてきて、続けてきてよかったなぁと感じます😌
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きのうの音語り、楽しかったです!
行ってよかったです。
二つの曲が、どんなふうに違って聞こえるのか。そう問いかけられると、脳は「違いを探し出そう」というモードで発動するんですね!わたしには、グリーンスリーブスは木の葉が何枚か、風でさわさわと触れ合って音を立てている感じで、一方のポリフォニーは、炭酸水(!)みたいな感じでした。しゅわしゅわとした小さいアワが、プチプチと音を立ててはじけていく感じ。家庭音楽、というのがとても気に入りました。
基本形の繰り返しに、さまざまなバリエーションが重ねられて、それがつながって曲ができていく。「何だか家系図みたいだ!」と思いました。血が繋がっているので、土台となる基本形はいっしょ。でも、その人が生きた時代とか、個性は違うので、色々なバリエーションがあって、それを十人分、二十人分つなげていくことで、「〇〇家の家系図」を古い方から順にたどっていくことになる。ひいおじいさんはこんな人だった、ひいひいおじいさんはこんな人生を歩んだ...。最後の曲(ドイツの作曲家でしたか?)は、ヴァイオリンを主役にたとえるとすると、テオルボは、その人にいつもついてまわる影(月に照らされた影にも、太陽の下の濃い影にもなる)、あるいは主人公の足音(足音だけが地面にしばらく残って鳴っている感じ)、あるいは主人公がさっと通りすぎていった後の残り香(その人がいなくなってもしばらくその場にただよっている)、あるいは主人公の全体を覆うオーラ(何重にもかさなったり、時に薄くなったり、色が変化したりするオーラ)。そんなふうなイメージが、音楽を聞いていて次々に浮かびました。
テオルボは(主人公ではないんだけれども)主人公の呼吸を表すようなもので、また主人公のまとうオーラのようなものでもあるので、そのオーラが消えてしまったら、主人公はもう生きていられない。
言い換えれば、その主人公をとてもとても深いところで生かしているところの何者か。それがテオルボの音であるように聞こえました。
とても楽しかったです!ありがとうございます。気温が急に下がってきたので、くれぐれもご自愛ください。