先日は4スタンス理論 Reashサミットで、全国からトレーナーの方々が集まった。
理学療法士さんの現場のお話や症例をお聞きし、いろいろ考えさせられた。
「きちんと立つ」を何十回も仰っていたけれど、筋トレなどをやめ
、本当にそれを徹底して指導したら、寝たきりだった方が歩けるようになったり、
奇蹟が続く。パーキンソン病でうつ病だった方も「きちんと立つと座る」を
繰り返したら、どんどん歩けるようになり、苦手だった嚥下もうまくできるようになって、
ご飯も美味しく食べれて、痩せていたのに、今度は太りすぎてダイエットしなくては
ならなくなった!というのも、嬉しい驚きだったとか。とにかく笑顔に^_^
他にも、家の前の階段が上り下りできないからと、大金をかけて昇降機を
設置したけれど、今や上り下りもできるようになってしまい、
勿体無いから使っている!という嬉しい驚きも続く。
リハビリをしたがらない方が結構いらっしゃるというのも
「そうか、、」と思った。話をよく聞いてみると、どうやら道で
転んで動けなくなったのに、何十分も誰も助けてくれず、それが
トラウマになって、また元気になっても誰も助けて
くれないのではないかと思っていたと。。
今は元気に歩けるように涙。。
逆に、早い段階ですぐに歩きたがる方がいて、
よく話を聞いてみると、車椅子ではおうちの廊下がせまくて動けず、
トイレにも這いつくばっていくしかなかったとのこと。
その方も今では元気に!
立てる、歩ける、座れるというのはそれだけで希望なのだなぁ涙。
どれもこれも本当に切実なお話だった。。
「よく話を聞いてみると…」という、その理学療法士の方の、
相手の話や力を引き出す力や、おだやさ、やさしさに静かに胸がふるえた。
無理強いせず、寄り添って見守るというあの感じ。だから話せるのだろう。
立てなかった人が立てるようになる、歩けるようになる、
それはなんて素晴らしいことなんだろう。
生老病死。
みながいつか向き合うことになる老いや病。
「できていたことができなくなる」というなかで、
「できなかったことができるようになる」という喜びは、
どれだけ大きいだろう。まさにそれは希望だ。。
(*´-`)
それと共に、自分の足で
立てる
座れる
歩ける
ってそれだけで本当にありがたいことだなぁと
シミジミしながら、足をなでなで。。
私たち音楽部は、同じ曲をそれぞれ演奏。
いろいろな違いを楽しんでいただけたようで、よかった。
研究は続く…
今日の言葉*
愉快に生涯を生きぬくことが全生である。
ジメジメして息していては全生はできない。
健康に生きる為に、愉快ほど大切なものはない。
僅かな利害や面子の為、その大切な愉快を失って
生きている人は不幸せである。
野口晴哉