実に3時間20分の大作そして不朽の名作の（！）マタイ受難曲を弾き終え、這々の体で、2018年度の手帳を物色したら、疲れからか、ラブリーすぎるのを購入してしまった、、 、（プルプル）試しに、小さい生徒ちゃん用のシールたちも、内ポケットにしたためてみると、ラブリーすぎて、まずい感じである。2018年は輝かしいに違いないっ（キリッ）
今朝起きてみたら、唇に違和感があって、口内炎かな？と思ったら、リハ始まってから、下唇がプックリ赤く腫れてきて、熱も持って、ものすごく焦った（もしや何年前に死ぬ思いをしたヘルペス再発か？！と）。水を大量に飲んだのがよかったか、唇も鎮魂され、無事に腫れも引いて、演奏も無事にできた。。なんだったんだろう、食べ物のアレルギーかも。
そんな受難もあり、
忘れられないマタイに。。。。
それにしても、何度演奏しても、素晴らしすぎる作品で、、演奏家冥利に尽きるというか、とにかく、幸せだった。。
休みのときに、ふと客席を見て、「私たちもここに来ている方々も、百年後は、だーれもいないんだよなぁ。。でも、バッハの曲は生き続けるんだよなぁすごいことだわ」と感慨深くなったりした。
「舞台寒かったね〜風が吹いていたよね〜」と楽屋で話していると、Sくんのお母さまが「熱燗でキューッとやりたいわねっ」と一言。キリストの物語から気分は一気に日本に笑。「熱燗ですか！日本酒ですか！いいですね！」とほっこり。親子ですてきなソロでした！
今日の言葉＊
“乾杯のとき、工藤直子さんが河合隼雄先生の思い出を語られました。「みんな心に傷を持ってますよね」と工藤さんが言うと、河合先生はこう返したそうです。「それをすぐに手放さないで、貝のように温めてればいつか真珠になるんやけどな」。河合先生という巨人のぬくもりに包まれた瞬間でした。”
三島邦弘さん