3.11 14:46
レッスン中だったけれど
しばし一緒に黙祷をした。
小学四年生のその子は、
無言で小さくうなずき、
スッと静かに目を閉じた。
「地震のときのことは
あんまり覚えていないの。
お兄さんがおもちゃで遊んでくれて
楽しかった。」と、屈託無く話す
その子の笑顔を愛おしく感じた。
今日は一日、
なんだか心がザワザワとした。
空や雲がやけに綺麗だった。
空の向こうの海を思った。
こうして生きていることは
当たり前のようで
当たり前でないのだよなぁ。
日々色んなことがあるけれど
毎日を味わっていかなくちゃ。
震災の年に生まれた赤ちゃん、
この春、小学生になるのだね。
もうそんなに時が経ったとは。
そう思うと新一年生が
より一層眩しく見えそう。
みんな入学おめでとう。
これからもすくすく元気に
成長してね🐣🐥🦉🕊
亡くなった沢山の命を思うとき、
残されたご家族のかなしみを思うとき、
ただただ無力と無念を感じ、涙が出る。
こんなときに、不条理な、国の根幹を
揺るがすようなニュースが続く。
大変な時代に生きている。
心が問われる。勇気をもって
力を合わせて、次の時代へ、
飛び込んでいくしかない。
今日の言葉*
みんながめいめい自分の神様がほんたうの神さまだといふだろう。けれどもお互いほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう。それから僕たちの心がいいとかわるいとか議論するだろう。そして勝負がつかないだろう。けれどもしおまへがほんたうの考とうその考とを分けてしまえばその実験の方法さえきまればもう信仰も科学と同じやうになる
宮澤賢治