町のそこかしこが染まる。
もっとお散歩したい。
秋が終わってしまう。
もうすぐ冬だわぁ。
さて、【音語り×絵語り】が近づいてきた。
瀧口さんのお話も、とても楽しみである。先日、安田登先生の寺子屋に久しぶりに出席した。テーマは「運、縁、勘」で、大変興味深かった。わたしはつくづく、運がよくて、ご縁に恵まれているなぁと思う。勘は、どうだろう?ものすごくよくはたらくときもあるし、とんでもない勘違いも多い…。どの3つも、時間軸の自由さと、自分が開けている状態か?による気がした。他力本願ということばがある。昔は、いやいや、自分でがんばらなきゃダメでしょ!と、努力一筋だったのに、現在のわたくしは、驚くほど変わったものだ。東本願寺、西本願寺に続き、他力本願寺を建立したいくらいだ。きっと参拝の列は、数珠のようにつながるにちがいない。年をとったというのはひとつの大きな要因だ。ガムシャラにやっても、叶うことも叶わないこともあり、単なる独りよがりになり、意味がないこともある。たくさんの失敗と挫折を経験して、自分を知ることになる。逆にいうと、若いときだからこそ、ガムシャラに自力を底上げするのが必要な時期もあったのだなと、今になるとわかる。まあようするに、バランスなのだろう。自分の自は、「みずから」と「おのずから」の二つの読み方がある。この世界に対する自らの働きかけと、そこでアクセスできた世界から、自ずから働きかけてくるものが調和したときに、とてもよいものが生まれる気がする。
今回の音語りもそんな風になれたらよいなと思う。今回のゲスト 瀧口さんも、ご縁を感じずにはいられない。もともとは、音語りによく来てくださっているお客さまで、毎回素晴らしい感想を送ってくださった。そのあまりの感受性の高さと、純真無垢なお心に、心を打たれつつ、メッセージをやりとりするうちに、ご専門が美術史だと知り、今回の講座が実現した。普段なかなかふれることのないビザンティン美術の世界へようこそ!
今日の音楽*
今日の言葉*
花無心招蝶 蝶無心尋花
はなはむしんにしてちょうをまねき
ちょうはむしんにしてはなをたずぬ