2019年 初映画。
エリック クラプトン -12小節の人生-
ロックやブルースなどは門外漢の私も、充分楽しめた。というより、その世界をよく知っている人はもちろん、知らない人にも持ってこいの映画かもしれない。貴重な録音や映像が目白押し。BB.Kingやアレサフランクリンのかっこよさときたら!しびれる。ロックの根っこにはブルースがあり、ロックとブルースとジャズ、そして黒人文化と白人文化の壁を越えて扉を開き、常に新しいサウンド改革しようとしたクラプトンの音楽への愛は、シンプルでかっこよく、誰よりも力強かった。しかしまあ、、、薬物依存、女性遍歴はかなり病的で、あまりに孤独で激しい人生に、観ながらフゥフゥ言ってしまった。実母からの容赦ない言葉と仕打ちは、彼の心を暗く閉ざし、深く傷つけた。生きていく上で必要な土台がないのだ。しかし、この欠落感があるからこそ、魂は強く強くなにかを求めた。人生の奈落の底に落ちていったそのときに、音楽があった。彼にはいつも音楽がそばにあった。普段どうしても仕事に追われてしまうけれど、あぁ、わたしは、ただただ純粋に自分のため、己の魂のために音楽をしている時間がどれだけあったかなぁ?とすこしドキリとしてしまった。
ドラマティックな彼の人生を淡々と追い、精緻につくられた映画。ひとりの人間の赤裸々な姿と、音楽の強いパワーに涙した。
映画やっぱりいいなぁ。今年はたくさん観たい。
サイドマンも、気になる
https://youtu.be/49lp3VogMYs
今日の音楽*
https://youtu.be/pn6cxaKRwtk
https://youtu.be/HzTlB-TjAzM
https://youtu.be/8o3CfckWCXE
今日の言葉*
Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would it be the same
If I saw you in heaven?
I must be strong and carry on
‘Cause I know I don’t belong here in heaven
Would you hold my hand
If I saw you in heaven?
Would you help me stand
If I saw you in heaven?
I’ll find my way through night and day
‘Cause I know I just can’t stay here in heaven
Time can bring you down, time can bend your knees
Time can break your heart, have you begging please, begging please
Beyond the door there’s peace I’m sure
And I know there’ll be no more tears in heaven
Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would it be the same
If I saw you in heaven?
I must be strong and carry on
‘Cause I know I don’t belong here in heaven