もうずいぶん時間が経ってしまいましたが、「音語り 新春特別篇」おかげさまで、お正月らしい華やかな会になりました。
素晴らしい講師の方々の魅力がキラキラ光り、最後はみなさまと、「ひとり、ひと花」で連歌ならぬ、連花もでき、新春の慶びをお祝いできました。ありがとうございました!
https://nothjp.wordpress.com/2017/12/05/
稲葉さんのお話を聞いて、身体のミクロな写真も拝見し、音というもののイメージがまた新たに沢山広がりました。
また、患者さんの声そのもの、波動も聞いて感じて診察しているというのも興味深かったです。「いくらでも言葉で嘘はつけるけれど、声は嘘をつけない」なるほど。。
そして水が音でこんな風に変化するとは!驚。これ、実験してみたいなぁ。。
田島さんの笙の音色は、本当に美しく、天とつながるようでした。吸っても吐いても音が出るという笙だからこそ、凝縮した今が連続しているような、永遠と一瞬を感じるような不思議な時でした。もともとアートの世界から笙の世界に入り、また神職もされているという田島さん。もっとお話をお聞きしたいです。とにかく終始やさしい笑顔で癒されました。。。
お箏の北川さんとは、もう何度も共演させていただいていますが、「春の海」も、演奏するたびに、海が大きくなっていて、そのなかで自由に揺蕩って演奏することができました。芸大の院をもうすぐ卒業されるとのこと。これからのご活躍がますます楽しみです。黒紋付のお着物が、貫禄!!はからずも私のダース・ベイダー的な衣装とピッタリで、暗黒アンサンブルでした。
奥平さんは、お花が、神仏との関わり合い、変わりゆく時代と共に、どんな役割を経てきたのか…というお話を。毎回、聞くたびに話が深まります。。。
会の最後の「連花」では、藤蔓の木に椿をベースに、それぞれがこぶしと南天を生けました。自分の内面と、宇宙と対峙するような澄んだ時間でした。最後は講師陣もひと花ずつ参加。
龍のような見事なお花になりました。
実は年始に風邪で寝込んでしまい、何とか布団から出てきたところで、テンションがうまく上がらぬままでしたが、司会進行がよかったと何人かに言っていただき、まとまらなそうな会が、逆に肩の力が抜けて、うまくまとまったようです笑。ほっ。。
次回の音語りは、まだ決めておりませんが、8月に、また話題沸騰のヴィオラ奏者村上淳一郎さんをお迎えし、ムラカミフェスを開催予定です。チェンバロの名手 野澤知子さんと「ヨーロッパ音楽紀行」も再開しようかなと考えています。
今後とも楽しい企画を続けていきたいと思っております。よろしくお願いいたします!
●稲葉さんのホームページはこちら
https://www.toshiroinaba.com/
ブログやイベントもまめに更新されますし、ぜひごらんください。
●能楽師 安田登先生の寺子屋(広尾の東江寺)にて、
2月か3月に、笙の田島さんと共に出演させていただく予定です。日程などはこちらで更新されます。
http://www.watowa.net/
安田先生のお話は毎回、超絶面白くて、わたし自身も通いつめております。もしよろしければいらしてください^^
今日の言葉*
人間の能力を高めていくには、「リラックスすること」「笑顔になること」「冗談を言い合うこと」が肝心
内田正観