阿部真也と仲間たち室内楽コンサート🎻

今週末、室内楽コンサートがあります!
ご都合よろしければ、
ぜひいらしてください!!
(告知が遅い😭)

2024.11/30 (土) 13:30

マリーコンチェルト

https://malykoncert.com/access.html

(お申し込みは
otogatarioffice@gmail.comまで)

題して、
「阿部真也と仲間たち室内楽コンサート」

気持ちの通じ合うあたたかな仲間たち
とのアンサンブルは、本当に
至極の時間。。。
音楽続けてきて良かったと
心の底から感じます。
室内楽ってなんでこんなに楽しいのでしょうか。

「あべさま」との出会いは、
2014年ころ??ちょうど
10年前くらい???

お着物にも詳しく、
茶道も嗜まれ、
送られてくる楽譜には、
サラサラと達筆で書かれた
書状のようなメッセージが、
添えられており、、、✨
「あべさま」と呼ばずにはおれず、
いつも親しみを込めて 
そう呼んでおります☺️

人と人とのつながりを
とても大切にされていて、
この室内楽シリーズも、
すでに、62回目!!!(すごい!!)

今回わたしが参加するのは、
ベートーヴェン/ラズモフスキー第3番と
モーツァルト/弦楽五重奏KV.593

(あべさまは、ヴァイオリンと
ヴィオラ持ち替えで全乗り)

「弦楽四重奏は、4人の理知的な人間の対話」だと、ゲーテが言ったそうですが、まさに、アンサンブルの基礎となる、親密で濃厚な対話と言えると思います。

ベートーヴェンは、耳が聞こえなくなっていき、遺書を書くまでの挫折と絶望を感じながらも、不屈の精神をもって生き、弦楽四重奏の分野においても、モーツァルト、ハイドンと比べものにならないほどの、前人未踏の境地を開拓していきます。その音の連なりを弾く時、心が抉られるようでもあり、自由に飛翔するようでもあり、とにかく、「生きる覚悟」のようなものを試されているようです。「お前は、本当に心底生きているのか!」と、ベートーヴェンがすぐそこで訴えてくるようで、私も猛然と音楽と、自分に向き合います。まさに、命を削らないと、立ち向かえない音楽。。リハーサルを終えると毎回、へとへと、、、、、、。本番でどこまで自分を削ぎ出せるだろうか。自分にとっての挑戦です。どの楽章もそれぞれが素晴らしいですが、4楽章の最後で、まるで、第九の「歓喜の歌」のように、みんなで手をつなぐような人類愛のような部分があり、私はそこが特に大好きです。みなさまにも、この音楽の素晴らしさが少しでも伝わりますように。

モーツァルトの弦楽五重奏は、死の前年に書かれておりました。当時、モーツァルトは、経済的にも困窮し、体力的にも弱っていき、非常に辛い状況だったようです。その年は、弦楽四重奏をふくめ、4〜5曲ほどしか作曲をしておらず、そのうちの一曲です。ほかの弦楽五重奏の瑞々しさとは、いつものモーツァルトの溌剌さももちろんありながら、特にアダージョでは、特別に澄んでいて、音楽の光と翳りを感じるような作品だなぁと、弾くたびに、沁みてきます。。打って変わって明るくジョーク混じりの最終楽章の、緻密に作られたフーガといったら、、、、。本当に脱帽です。。。

今回一緒に弾いてくださる「まっちゃん」こと、松尾さんは、目に不自由をお持ちです。どのように練習するのだろう、、、とお聞きすると、自分の弾くパートを誰かに弾いてもらい、その録音を頼りに、耳コピで、覚えられたそうです、、、!
これも、本当に脱帽、、、、!
リハーサルも、どんな風になるのだろうと、ドキドキしていたのですが、なんて事なく、普通に進み、それも脱帽、、、!明るく朗らかで、オープンマインドで、周りをやさしく照らしてくださるお人柄。隣でいろんなことに、脱帽して、感激しっぱなしのリハーサルでした。

本当にこんな機会をいただけて幸せ者です。

2人の天才が遺した音楽に
少しでも近づけるように
誠心誠意、音を重ねたいです。

ぜひいらしてください😊


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