空と夢

大学の窓から見える夕空がきれいで、
生徒さんと見惚れた。

「きれいだねぇ。」
「きれいですねぇ。」

ほぇぇぇ(心の声)

先生になるまで分からなかったけれど
教え子というのは、たとえ自分の手から
離れても、ずっと気になるものだし、
ずっと気にしているもので、愛おしい。
卒業後の近況報告も、こんなにも嬉しいとはっ。
音楽の場合は、一対一で
紡いでいくものだから、尚更だ。

ドイツにいるときは、ひとりも
生徒さんはいなかった。
学生のときは、吸収することで精一杯で、
働き始めてからは、オーケストラピットと家の往復だった。
ちょうど私がいたシーズンは、
ワーグナーがきたり、同僚が病気になって
その穴埋めもあって、とにかくよく働いた。
必死な毎日だった。
日本に帰国して、もう7年くらい経つ。
演奏だけの日々から、教える仕事も加わり、
生活スタイルも、関わる方もずいぶん変化した。
高校生だった生徒さんが、社会人に。
小学生だった生徒さんが、高校生に。
なんだかあっという間だったけれど、
いろんなことがあったように思う。
日本では、演奏活動のほか、
教育の現場にも身を置くことができ、
たくさんのご縁をいただいた。
感謝しかない。ありがたい。

これから、10年、20年、あっという間。
トシもとってきて無理もできなくなってきた😳
大切なことをより大切にしていこう。

やはり、いつか喫茶店をやりたい😬
きっさちこ(仮名)
本も沢山置いて、読書会も開く。
毎回テーマを変えて、思い思いに語る。
ピアノも置いて、ミニコンサートも開く。
現役の生徒さんはもちろん、
卒業した生徒さんたちの
演奏する場としてもどんどん使ってもらう。
黒板も置いて、勉強会や講座も開く。
いろんな分野の面白い先生に来ていただく。
スクリーンとプロジェクターも置いて、
ミニシアターもときどき開く。
古い映画と新しい映画を交互に。
お年寄りも若者もパパさんママさんも、
赤ちゃんも。老若男女、人生に悩める人も
しあわせいっぱいの人も、仕事で疲れて
いる人も、ふと立ち寄り、
気持ちがホッとするような
珈琲の美味しい喫茶店を開きたい。

夢が広がるわぁ。

「喫茶店を開きたいのです」と
いろんな人に言っていたら、
「じゃあ、うちのグランドピアノを
寄付しますよ」と言ってくださる方が
現れた(!) いやはや、本気に
してしまいますよ。次は「じゃあ、
うち、この家使ってよいですよ」という話が、
ふってわいてくるだろう予報が鳴り響く。
(わたくしの脳内で。)

万歳!
楽しみ!

今日の言葉*
草木国土悉皆成仏


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