デア・リング東京オーケストラ

「デア・リング
東京オーケストラ」の
録音に初参加🌟

今日‼️ですが😅……

公開録音で、
予約不要で、
無料で聞けるそうです。
600人まで入れます笑。

もしご興味ある方
いらしたらぜひ。

7/4(金)
14:00 開場で
14:30-18:00まで
録音予定

📍三鷹芸術文化センター
風のホール

・18:00ギリギリまで
やるのかは、わからないです

・録音スタートすると、
プレイバックしない限り
ドアを閉め切るので、
しばらくホールに
入れなくなるかと思います

・曲目
バーバー/アダージョ
武満徹/弦楽のためのレクイエム
ドヴォルザーク/弦楽セレナーデ

🌟

ジュンジュンこと村上淳一郎さんを
はじめ、音語りメンバーが数名いて
なんだか嬉しい…

はじめに、講師の指導のもと
たいそうや
マインドフルネスをしてから、
マタイ受難曲のコラール(合唱)
の録音を聞いてから、みんなで弾き、
心身を整える

休憩のあとも、
毎回コラールを弾く

コラールは、和声感も養われるし
何より、いろんなものが
浄化される、、、

武満徹さんは、作曲をする前に
必ずマタイ受難曲を聞いてから
とりかかったということもあり、
この試みがされている。

今日は、「これを聞いてください」と、
スピーカーから、シャンソンが流れた。
昔の録音で、
なんとも麗しい声の歌手。
歌手の名前も
歌の名前も忘れてしまった。
もう一度尋ねよう。

武満さんは、ある将校から、
これを聞いてみなさいと言われ、
防空壕で聞いたそうだ。

そして、
作曲家になると決意したという。

大切な人や土地が壊され
国も世界も壊れていったなかで、
暗がりの防空壕で、あれを
聞いたのかと思うと、
なんとも言えない気持ちになった。

音楽は絶望と暗がりのなかの
一筋の光になったことは
間違えないだろう。

そのときの光景を
想像をすると、簡単に
言葉にしたくないような
気持ちになる

救い
希望
祈り

言葉にしてしまうと
なんて簡単なんだろう。

言葉はいつも
言いすぎるし
言い足りない。

だからこそ
その先のものに
ふれるためにも
言葉にすることも
時に必要だし、

言葉にならないことに
ふれるために
音楽はあるのだろうなと
当たり前のことを思う。

武満徹さんの文章や文体が
大好きで、ある時期、
読み倒していた。

「私はまず音を構築するという観念を捨てたい。私たちの生きている世界には沈黙と無限の音がある。私は自分の手でその音を刻んで苦しい一つの音を得たいと思う。そして、それは沈黙と測りあえるほどに強いものでなければならない。」

(武満徹)

大好きなことばだ。

手帳にも、書き込んで
いつも御守りのようにしていた。

音楽教育を受けず、
「独学」であの音世界を
この世界に引き出したのだから、
本当にすごいことだ。

このオーケストラの創設者の
西脇さんのいろいろなお話を
お聞きしていると、

あぁ、、、敗戦を乗り越えて
豊かになっていった日本の、
一番いい時期を生きた
最後の世代でいらっしゃるのだろうな

あぁ、、
なんて日本は貧しくなったのだろうと
少し切なくもなってしまう涙。

プレイバックで
スピーカーから聞こえてくる音は
びっくりするほどよかった。

若い人は、ああいう音を聞いて
どんな風に感じるのだろう。
感想を、すごく聞きたい。
ほとんどの人が、携帯で音楽を
聞いている時代で、
「よい」と、思うことが、
変わってゆくのは、
この世の定めだけれど、
失われてゆくものも
たくさんありそうだ。

はたまた、
心配なんかしなくても
よいものは残るのだろうか?

若い方の感想、特に求む笑。

よい録音になりますように…✨


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