「音語り」〜村上淳一郎さんをお迎えして〜 vol.8

音語りとは

◆日時
2024.7/7 (日)  

①13:30 (12:30開場) ②17:00(16:15開場)

※会のはじめ、曲間にトークがあります。
※2回公演です。各公演同じ内容です。
※チケット販売は、12:00〜と、16:00〜にいたします。

※7/3-7/6 公開リハーサルもあります!

◆会場
本駒込 今井館聖書講堂
文京区本駒込6-11-15

山手線「駒込駅」より 徒歩11分
南北線「駒込駅」より徒歩8分
三田線「千石駅」より徒歩5分

※駐車場はご利用になれません。
※六義園をめざしてください。六義公園運動場側です。

©️淺川敏

◆チケット(全席自由)
4500円(一般)
3000円(大学生)
2000円(高校生以下)

・セット券
6500円(一般+リハーサル1日券)(500円お得!)
12500円(一般+リハーサル全日券)(2000円お得!)
2500円(リハーサル1日券)
4000円(大学生+リハーサル1日券)(1000円お得!)
3500円(高校生以下+リハーサル1日券)(1000円お得!)

※チケット販売は、12:00〜と、16:00〜にいたします
※現金でお支払いください(クレジットカードや電子マネーには対応しておりません…)
※学生の方は学生証をご提示ください
※曲間、またトーク中は、途中入場いただけます
※未就学児は、残念ながらお聞きになれません
※小学生で、静かに2時間ほど聴いていられるお子さまはお越しくださいませ
※公開リハーサルチケットはご本人様のみ有効です

※当日受付に、お名前で取り置きますので、お支払い後、チケットをお渡しいたします
※より販売いたします
※公開リハーサルでも、チケット販売いたします。

◆曲目
・モーツァルト / ケーゲルシュタットトリオ KV.498
(Pf.小松玲子 Vn.本郷幸子 Va.村上淳一郎)

・ベートーヴェン / 弦楽三重奏 op.9-1 ト長調
(Vn.加藤えりな Va.村上淳一郎 Vc.庄司まいこ)

・ベートーヴェン / 弦楽五重奏 op29 ハ長調
(Vn.加藤えりな、廣海史帆 Va.村上淳一郎、棚橋恭子 Vc.加藤歩)

◆出演

▶︎アンサンブル オトガタリ◀︎
ヴァイオリン / 本郷幸子、加藤えりな、廣海史帆
ヴィオラ / 棚橋恭子、村上淳一郎
チェロ / 加藤歩、庄司まいこ
ピアノ / 小松玲子

◆概要
広く一般の方々に音楽に親しんで、深めていただこうと始まったお話しコンサート「音語り」。世界的に活躍されているヴィオラ奏者 村上淳一郎さんをゲストにお招きする音楽寺子屋は、今回で8回目。村上さんの美しく深い音色や、本質をつく言葉に魅了されるファンが毎年増えていくほどの大人気の企画です。

今回取り上げるのは、モーツァルトベートーヴェン


言わずとしれた天才モーツァルト(1756-1791) は、35年という短い生涯に書いたとは到底思えないほど数々の名曲を遺し、今を生きる私たちの心を照らし続けてくれています。今回取り上げるのは「ケーゲルシュタット トリオ」。ボウリングの原型であるケーゲル(Kelgeln)に興じながら作曲したという逸話があり、そう呼ばれているようです。それが本当であったかはわかりませんが、モーツァルトにとっては、名曲を生み出すことは、遊びながらできてしまうほど容易いことだったのかもしれません。

実際、この曲は、1786年(オペラ「フィガロの結婚」作曲の年!)、モーツァルトが30歳のとき、ウィーンで親しくしていたジャカン家との交流のなかで生まれました。その家には、当時新しかったフォルテピアノ(現在のピアノの原型)があり、音楽会もよく開かれたそうです。この曲の初演のとき、ピアノは、ジャカン家の娘で、モーツァルトの優秀な弟子であるフランツィスカ、当時まだ新発明の楽器であったクラリネットは、親友で名手のアントン・シュタットラー、ヴィオラは、モーツァルトが担当したと言われています。円熟期のモーツァルトが、当時まだ新しい楽器であった2つの楽器とヴィオラを見事に扱い、この斬新で、珍しい編成の名曲が誕生しました。今回は、クラリネットの代わりに、ヴァイオリンで演奏します。

ベートーヴェン(1770-1827)の作品からは、初期の弦楽三重奏曲Op.9-1と、中期の弦楽五重奏曲Op.29を題材とします。ベートーヴェンの音楽を聞いていると、生きる勇気を与えられるように感じます。その音楽には「どんな苦難があろうとも、人間の意思と気高さを持ってすれば、いつかは突き抜けて高らかに笑うことができる」というメッセージを感じます。その音楽は滔々と歌いあげるものというよりは、語られる音楽です。短いモティーフたちが互いに紡ぎあって、各声部が立体的に関係しながら組み立てられ、前進していきます。
それらをゆっくりと紐解きながら皆でベートーヴェンの音楽を味わいましょう。

モーツァルトとベートーヴェン、それぞれの音楽は、ある意味では対照的であるように思えます。ベートーヴェンの音楽が天の高みに登っていくかのようであるのに対し、モーツァルトの音楽はそもそも天上のものであるかのようです。しかしながら両作曲家ともに、とても強いパーソナリティを持ちながら、同時に驚くほど有機的で自然であるという点で一致しています。この2人の大天才の作品をどこまで音にできるか、その挑戦に一緒に参加してみてください。

七夕の日に、心温まるひとときをみなさまと過ごすことができたら、幸いです。


音楽寺子屋の醍醐味ともいえるそのリハーサルも公開します!モーツァルトとベートーヴェンの作品を細部に渡って時間をかけて味わっていきます。聞きにいらした皆さまと共に、音楽とは何ぞや生きるとは何ぞやと、問いかけ、わいわい楽しみ、音楽を味わい尽くす熱き5日間。どうぞお楽しみください! 
(ゲスト:村上淳一郎、主宰:本郷幸子)

⚫︎村上 淳一郎(むらかみ じゅんいちろう / ヴィオラ)

桐朋学園にてヴィオラを店村眞積氏、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子の各氏に師事。同大学を卒業後、文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院にてヴィオラをアウグスト・ヴィスマーラ氏に師事。
トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ) 当時のイタリア大統領チャンピ氏より金メダルを授与される他、イタリア全土、ヨーロッパ各地で約50回のコンサートを提供される。ヴィットリオ・グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)
2009年イタリアからドイツに移りケルン放送交響楽団ソロヴィオリストに就任、ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団等で客演首席奏者として出演の他、ヨーロッパ各地の音楽祭で室内楽奏者や独奏者として出演。
2021年10月よりNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者。

●本郷 幸子(ほんごう さちこ / ヴァイオリン、「音語り」主宰)

都立小石川高校、東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。これまでに、長尾治代、山崎貴子、緒方恵、篠崎史紀、澤和樹、塚原るり子、Prof.Eckhard Fischer、Prof.Winfired Rademacherの各氏に師事。札幌 Pacific Music Festival(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され出演。ヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラ、上野学園大学にて勤務。ドイツに8年在住。大切なライフワークの一つとしてお話コンサート「音語り」を主宰。赤ちゃんと楽しむ子育て音楽サロン、若い演奏家を育てるプロジェクト、また物理、医学、美術史、舞踊など、異分野とのコラボーレーションも好評を博している。弾き手と聞き手、舞台と客席という垣根を越えて、インタラクティヴな場を作り、裾野が広がり、それがきっかけで、音楽を愛する人が一人でも増えていくとよいなあと願い、この企画を続けている。
現在は、横浜シンフォニエッタ メンバーの他、千葉交響楽団首席客演、古楽器によるオルケストル・アヴァンギャルドなど、幅広く活動。

●加藤 えりな(かとう えりな / ヴァイオリン)

全日本学生コンクール福岡大会第1位。中学生時、ウィーン市立音楽院にてトーマス・クリスチャンのクラスで学ぶ。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校卒業。同校在学中、新校舎落成記念式典で記念演奏。同大学入学後パリへ留学。パリ国立高等音楽院、及びイヴリー・ギトリス氏のもとで学ぶ。ヴァイオリン、室内楽ともにプルミエ・プリを得て同音楽院を卒業。卒業後もJ.J.カントロフ、R.ドガレイユ各氏のもとで研鑽を積む。ザルツブルグモーツァルテウム国際アカデミーでグランプリ、ザルツブルグ州知事賞受賞。ヴィエニアフスキ(ジュニア)国際コンクール、シュポア国際コンクール、リピツァ国際コンクール等で入賞及び特別賞受賞。ロンティボー国際コンクールセミファイナリスト。ノルマンディー室内楽コンクール第1位受賞 (デュオ)後、フランス国内で多数の演奏会に出演。南西ドイツフィルハーモニー、Paul Constantinescu Ploiesti フィルハーモニカ、東京都交響楽団などと共演。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭(仏、日本)、ロストロポーヴィッチ音楽祭(露)、ラジオフランス(仏)、NHK-FMリサイタル、軽井沢八月祭、東京・春・音楽祭などに出演。
現在、ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動中。東京藝術大学演奏講師、藝大フィルハーモニア管弦楽団、横浜シンフォニエッタのメンバー。

●廣海 史帆(ひろみ しほ / ヴァイオリン)

東京藝術大学を経て、同大学大学院を修了。これまでに、佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチアの各氏に師事。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している。

●棚橋 恭子(たなはし きょうこ / ヴィオラ)

鳥取県鳥取市出身。
2008年、愛知県立芸術大学音楽学部器楽科卒業。在学中より小澤征爾音楽塾オペラ・オーケストラプロジェクト、若い人のための室内楽勉強会参加。
2010年、第一回鳥取県クラシック・アーティストオーディションにて優秀賞受賞。
2016年〜2017年、ドイツにて研鑽を積む。
2023年、令和5年度鳥取県文化奨励賞受賞。

オーケストラや室内楽の演奏活動を全国各地で行なう他、2011年より国内外から日本を代表する演奏家を鳥取に招聘し、様々な編成の室内楽コンサートを企画・開催するなど、地元鳥取県の文化振興に力を入れている。

鳥取チェンバーオーケストラ(TCO)、サロンオーケストラエイト、オイゼビウス弦楽四重奏団、ヴィオラ四重奏Alto de Campagne 各メンバー。
2020年12月、Alto de Campagne でCDをリリース。
鳥取市に音楽小ホールを願う音楽家の会代表。

●庄司 まいこ(しょうじ まいこ / チェロ)

桐朋学園大学、ドイツ・トロッシンゲン音楽大学卒業。
ザールブリュッケン国立歌劇場を経て、現在マグデブルグ州立歌劇場のチェロ奏者。
これまでに、故・山川郁子、倉田澄子、岩崎洸、原田禎夫の各氏に師事。

●加藤 歩(かとう あゆむ / チェロ)

幼少より才能教育研究会 スズキメソードにてチェロをはじめる。上野学園大学音楽学部音楽学科器楽コース卒業。桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ・コース修了。これまでチェロを寺田義彦、松本ゆり子、毛利伯郎、バロック・チェロをEmmanuel Girard、室内楽を藤原浜雄、磯村和英、原田禎夫、山崎伸子の各氏に師事。
洗足学園音楽大学演奏補助要員。

13歳よりチェロを始める。チェロを金木博幸、小川和久、室内楽を岡田伸夫、名倉淑子の各氏に師事。また室内楽セミナー「秋吉台の響き」に参加し、藤原真理氏に師事。湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団、をはじめ、オーケストラ、室内楽で活動中。

●小松 玲子(こまつ れいこ / ピアノ)

都立芸術高等学校音楽科卒業。桐朋学園短期大学部音楽科卒業。ドイツ・トロッシンゲン国立音楽大学留学。小野鉄也、F.W.シュヌア、W.ヴァーゲンホイザーの各氏に師事。アカデミーで、K.ヨルダン、J.デームスなどの各氏に師事。現在、室内楽ピアニストとして幅広く活動。また、動物をこよなく愛し、保護猫2匹と暮らしながら動物のためにも活動中。