新型コロナウイルスの影響で世界が一変し、様々なイベントをなかなか簡単にできなくなってしまった昨今。音語りも、沢山の構想はあるものの逡巡していましたが、何かできないかと思い、コロナ以後感じていることをシェアする、おしゃべり会を開催いたします!
【日時】9月27日(日)19:00-21:00
(当日都合のつかない際は、翌日までオンデマンドでご視聴いただけます)
【参加費】1000円
【お申し込み】コチラより
第一回ゲストはドイツのケルン放送交響楽団でご活躍中の村上淳一郎さん。毎夏の音語りでは、回を重ねるごとに、その内容も濃くなり、演奏会だけではなく、公開リハーサル、レッスンを通して、弾き手と聞き手という立場を超えて、その場にいる皆で、音楽とは何か?生きるとは何か?といったことを感じ、考えるような場になっていきました。
コロナ禍においても、静かに考える時間はたくさん与えられたように思います。みなさんは日々どんなことを感じられているでしょうか。 わたし個人としては、演奏の場が突然絶たれたことは、想像以上の欠落であり痛みでもあり、心だけでなく身体も軋んでいくのを感じました。それほど音楽という潤いが、自分という水車を回し続けてくれていたのだと気づかされ、これまでの当たり前だった環境の有り難さを思いました。 コロナ以後、どんなことが変わったか、そして、変わらないものは何か。演奏とは何か?音楽と社会、これからの音楽界の行末などなど、ドイツの現地の様子もお聞きしながら、インタビューしたいと思います。音楽のことに限らず、みなさまからのご質問もいつでもウェルカムです。 また、音語りは、若き演奏家たちを応援するプログラムでもあるので、これまでのコンサートの様子を動画で少し振り返りつつ、メンバーたちの「今」も聞きたいと思います。 みなさまのお顔を見ながら(オフにすることももちろんOKです)、飲みながら食べながら(呑める方は是非ともアルコールのご準備を!)、肩の力を抜いて、みなさまと楽しいひとときを過ごせたら幸いです。はじめての方もお気軽にご参加ください!
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村上 淳一郎(ヴィオラ)
‘77年生まれ。桐朋学園大学卒業。ヴィオラを店村眞積、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子、原田幸一郎、の各氏に師事。サイトウキネンフェスティヴァル、宮崎音楽祭、木曽音楽祭、大垣音楽祭、倉敷音楽祭、湯布院音楽祭、小布施音楽祭、等に出演。東京シティフィルハーモニー、大阪フィルハーモニー、仙台フィルハーモニー、等で客演首席奏者を務める。2004年より文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院でヴィオラをアウグスト,ヴィスマーラ氏に師事。大垣音楽祭最優秀新人賞、東京室内楽コンクール第1位、2005年、トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ) 2008年、ヴィットリオ,グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)。現在、ドイツのケルンWDR交響楽団ソロヴィオリスト。ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団、等でゲスト首席奏者として出演している他、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ各地で活動。在独。
本郷幸子(ヴァイオリン)
東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて勤務。これまでに札幌 パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。2010年にドイツより帰国。上野学園大学非常勤講師、横浜シンフォニエッタ シーズンメンバー、4スタンス身体理論Reashトレーナー。寺子屋 Noth.jpでは、広く一般の方々にもより深く、より身近に親しんでいただく場として、2013年より「音語り」を企画。毎回様々なテーマと切り口で語りながら進む「音と語り」のコンサート。弦楽器やピアノ、チェンバロ、リュート、和楽器との共演のみならず、美術、華道家、物理、医学などとのコラボレーションにも好評を得ている。