おはなしコンサート「音語り」。「舞」とのコラボ企画⭐️
日本舞踊「春」に続き、第2弾はオリエンタルダンス「夏」です!
◾️日時
2023.9.30(土)
①12:00-13:00【追加公演❗️】(乳幼児ウェルカム👧👶)
②14:30-15:30 (乳幼児ウェルカム 👶👧)
③17:00-19:00
◾️会場
澤田写真館
東京都文京区本駒込4-39-9
⭐️簡易オムツ替えスペース作ります
◾️参加費(当日現金、もしくこども商品券でお支払いください)
①12:00-13:00 / 14:30-15:30
親子ペア 2500円
こども追加 +500円(小学生から高校生まで)
大人追加 +1000円
※未就学児は追加無料❗️
②17:00-19:00
3500円(大人)
小学生無料
500円(中学生)
1000円(高校生)
1500円(大学生)
※②17:00の回は、基本的に、2時間、騒がずに聞いていられるお子様に限ります🙏
※小学生は、保護者の方とお聞きくださいませ
◾️曲目
・ヴィヴァルディ/「四季」より「夏」
・J.S.バッハ / フランス組曲より「アルマンド」「ガヴォット」
・リュリ / 「ガヴォット」
・ゴセック / 「ガヴォット」
・グリエール / 「ガヴォット」「子守唄」「スケルツォ」
・ドホナーニ / 弦楽三重奏 第1楽章「マーチ」
・ブラームス / ハンガリー舞曲
・モーツァルト / トルコ行進曲
・Nadia(ダンス)※こどもの回
・Darhg Shary(ダンス)
・West Neima(ダンス&ダラブッカ)
他
※曲目は変更になる場合がございます
◾️出演
香夜子(ベリーダンス)
森山雅之(ダラブッカ/太鼓)
本郷幸子(ヴァイオリン)
森永かんな(ヴァイオリン、ヴィオラ)
加藤歩(チェロ)
大金智(謡 ※17:00の回のみ)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽器で、「ガヴォット」「アルマンド」「ハンガリー舞曲」など、いろいろな作曲家の、西洋音楽の舞曲や楽曲を沢山取り上げます。それぞれの楽器の魅力、アンサンブルをお楽しみください。
ヴィヴァルディ「夏」×ベリーダンス。真夏の暑さ、寝苦しさ、激しい嵐、翻弄される羊飼い…それを音で見事に表現したヴィヴァルディの音世界と、情熱的なベリーダンスがどのように、交わるでしょうか!前代未聞ダケド意外にピッタリ・・・(!?) 乞うご期待!
世界最古の踊りと言われるベリーダンスの魅力もたっぷりと。ベリーダンスといえば、お腹を出した煌びやかな女性が艶かしく踊るショー…という印象をお持ちかもしれません。しかし、その歴史を紐解いていくと、古代エジプトにまで遡り、出産を助けるために、繁栄と豊穣を祈って、女性が女性のために踊ったという説もあります。エジプト、トルコなど、アラブ全域で踊られるダンススタイルですが、アラビア語では、「ラクス・シャルキー(Raqs Sharqi:東方の踊り)」と呼ばれます。
・では、なぜ、いつから、ベリーダンス(腹踊り)と呼ばれるようになったのか?
・ベリーダンスの起源はいつなのか?
いろいろな謎を解きながら、ベリーダンスの魅力に迫ります。
アラブ音楽やトルコ音楽で活躍する太鼓「ダラブッカ」も登場。ダンスのミニワークショップもあり!ズンズン心身に響く太鼓の音に乗せて、心身で楽しみながら、ベリーダンスの簡単なステップや動きをしてみましょう♪
弦楽器と太鼓の楽器紹介、楽器体験、ダンス体験もあり!情熱的で、盛り沢山のプログラムでみなさまをお待ちしております。14:30からの回は、乳幼児もウェルカム。泣いても動いても大丈夫です🙆17:00からの回は、2時間プログラムでたっぷりとお届けいたします!
夏の終わり、夏の最後の思い出にぜひご来場ください☺️
アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)
バロック時代(1600年頃から1750年頃)の後期に活躍した作曲家。同時期に活躍し現在でも特に有名なのが、ドイツのJ.S.バッハ、そして、ドイツに生まれながらイギリスに渡ったヘンデルです。ヴェネツィアで生まれたヴィヴァルディは、少年の頃から、教会の司祭になるための道を歩みつつ、ヴァイオリニストと作曲家として広く活動しました。
25歳の時に、ピエタ慈善院付属音楽院で、身寄りのない子どもたちに、ヴァイオリン教師として奉職しはじめ、生徒たちの素晴らしい演奏でこの音楽院を有名にし、その後も長きにわたり、作曲家として沢山の器楽曲、宗教曲を提供し、リハーサル、指導も行いました。35歳頃からは、オペラの上演と興業に力を注ぎ、オペラ作曲家としての名声も揺るぎないものとなり、ヨーロッパ各地を回りました。多忙のなかでも、作曲の筆を休めることはなく、沢山の作品を残しました。(現在までに650曲近い曲が発見されています!)。特に、オーケストラの伴奏を伴いながら、独奏楽器が主役を演じる「協奏曲」というジャンルを確立したのがヴィヴァルディでした。
「和声と創意の試み」と題された12曲のヴァイオリン協奏曲集の中でも最も有名なのが「四季」です。「春」「夏」「秋」「冬」それぞれ大変魅力的ですが、興味深いのは、各楽章において四季折々の様々な情景を表すソネットと呼ばれる詩が付いており、音楽がそれらの情景を描写しているところです。
“Sotto dura Staggion dal Sole accesa Langue l’ huom,
langue ‘l gregge, ed arde il Pino;
Scioglie il Cucco la Voce, e tosto intesa
Canta la Tortorella e ‘l gardelino.”太陽が焼けつくように照る厳しい季節に
人も羊の群れもぐったり、松の木も燃えるようだ
カッコウが鳴きはじめると、
それにつられ 山鳩とごしきひわが歌い出す“Zeffiro dolce Spira, mà contesa
Muove Borea improviso al Suo vicino;
E piange il Pastorel, perche sospesa
Teme fiera borasca, e ‘l suo destino;”やさしいそよ風が吹くものつかのま
突然北風が襲いかかる
羊飼いは嵐の気配に恐れおののき
不運な自分に涙を流す
今回の音語りでは、そのソネットを朗読し、うだるような暑さ、鳥の鳴き声、そよ風、ハエ、雷、激しい嵐など…どのように見事に表現されているか、音を出して紹介してから、全楽章をお楽しみいただきます!情熱的なベリーダンスとのコラボレーションをお楽しみください!
・香夜子(舞踊家 / オリエンタルダンス)
ジャズ、コンテンポラリー、ハウス、ヒップホップなどのジャンルを経てオリエンタルダンスと出会う。2018年にダンスカンパニーを卒業後、舞踊家・振付家・講師として活動。2020年 能楽師主催の古典神話「イナンナと冥界下り」エレシュキガル役。2020年「傀儡神楽Alter the Android KAGURAアンドロイド×能 」に出演。2021年/ 2022年 『銀河鉄道の夜』出演。2023年 メタバース空間でのVR演劇への出演やモーションセンサーを利用したアバター開発にも携わる。『香夜子ダンスラボ』主宰。
・本郷幸子(ヴァイオリン、お話 / 「音語り」主宰)
都立小石川高校、東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。これまでに、長尾治代、山崎貴子、緒方恵、篠崎史紀、澤和樹、塚原るり子、Prof.Eckhard Fischer、Prof.Winfired Rademacher、Anton Steckの各氏に師事。札幌 Pacific Music Festival(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され出演。ヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラ、上野学園大学にて勤務。ドイツに8年在住。現在は、横浜シンフォニエッタ、千葉交響楽団首席客演、古楽器によるオルケストル・アヴァンギャルドなど、幅広く活動。大切なライフワークの一つとしてお話コンサート「音語り」を主宰。赤ちゃんと楽しむ子育て音楽サロン、若い演奏家を育てるプロジェクト、また物理、医学、美術史、舞踊など、異分野とのコラボレーションも好評を博している。弾き手と聞き手、舞台と客席という垣根を越えて、インタラクティヴな場を作り、それがきっかけで、文化芸術を愛する人が一人でも増えていくとよいなと願い、この企画を続けている。
・森永かんな(ヴァイオリン、ヴィオラ)
千葉県出身。6才よりピアノを、9才よりヴァイオリンを始める。上野学園大学を卒業。2023年4月より洗足大学大学院音楽研究科在籍。これまでに、緒方恵、本郷幸子、水野佐知香の各氏に師事。音楽教室でヴァイオリン指導に携わるほか、誰でも気軽に楽しめるクラシックコンサートを企画、様々な演奏活動を展開している。
・加藤歩(チェロ)
幼少よりスズキメソードにてチェロをはじめる。上野学園大学を卒業。桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ・コース修了。これまでチェロを寺田義彦、松本ゆり子、毛利伯郎、バロック・チェロをEmmanuel Girardの各氏に師事。現在は、読売日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などのオーケストラに客演、及び、室内楽コンサートなど幅広く活動している。
・森山雅之(ダラブッカ/太鼓)
生粋のサラリーマン。友人に誘われ中東の打楽器ダラブッカを始め、2011年海沼正利氏に師事。2015年能楽師の安田登率いる一座「ノボルーザ」で太鼓担当。趣味は、80‘s洋楽鑑賞、猫カフェ通い。
・大金智(謡 ※17:00の回のみ)
能楽師 安田登主催の一座にて、神話・古典・文学を能の要素を用いる上演形式の舞台に出演。琵琶を塩高和之、能を川口昇平の各氏に師事。奄美二世。今回は、ヴィヴァルディ「夏」第2楽章に、能の演目「土蜘蛛」より一節を重ねて謡う。なぜ